UoPeopleのEnglish Composition 1(ENGL 0101)コースを受けてみての感想(2020-2021 Term4)

表題の通り、オンラインでComputer Science(CS)の学位やMBAなどが取れる大学、University of the People(UoPeople)において、入学に際し英語力を証明するための定められた資格証明を提出していない人が一番最初に受けるコースとなる、English Composition 1 (ENGL 0101)を2021年のTerm4に受講しました。
すでにいくつかENGL 0101について書かれたブログもありますが、個人の記録として感想をブログにまとめておこうと思います。

UoPeopleの詳細やメリットなどについては先人たちのブログを御覧ください。私はplantさん、えんぴつさんの記事を読んで興味を持ったことがきっかけでコース受講に踏み切ることができました、この場を借りて御礼いたします。

tmkk.hatenablog.com

empitsu88.hatenablog.com


私はこの記事ではかなり率直な感想を書いていますが、もし情報が誤っているなどなにか問題のある箇所がありましたらお知らせください。 

またこの記事は2020-2021年のTerm4に受けたときの感想です。というのも、インターネットで見つけた以前のUoPeopleの情報が今とは状況が違うのでは?と思ったことや、将来コースの内容が変わらないという保証はないこともあって、あくまでこの記事は2020-2021年のTerm4のものであるということをご留意いただければと思います。

この記事を書いている人はどんな人か

ソフトウェア開発の会社で何年かプログラマー・Webエンジニアとして働いていました。しかし、コンピューターサイエンスの体系的な知識がなく、まとまった時間が取れたらCSの勉強がしたいとずっと思っていました。
これまでに本などでも学習しようとしたのですが、どうしても一人でやろうとすると圧倒されてしまったり、期日に追われないと後回しになってしまったりで機会が持てないまま何年も過ごしてしまいました。the procrastinatorです。残念なことに。
大学という場は先生もいるし仲間もいるし、独学よりは路頭に迷いにくいのではないだろうかと期待し、UoPeopleでのCS学位取得を目指すことにしました。
ちなみに大学生になったことは今までに一度もないです。早くDegree Seekerになって「大学生です」って言ってみたい。いい年ですが…。

そういう不純な動機ですがそれを考えたら何故かやる気が出たので、どんな理由であれやる気が出ることはいいことだと思ってやってみることにしました。

私は現在独身かついろいろあって無職なので、「働きながら学習するためにはスケジュール管理などどうやってやっているのか?」あるいは「家族がいる中でどうやって学習時間をとるのか?」ということを知りたい方にはこの記事は全く回答を持っていないことをご了承ください。

英語の資格は、2021年にTOEIC LR 945、英検準1級、IELTS Academic 6.0を取得しました(TOEICは結構対策したのでTOEIC力で数十点上乗せされてると思います)。

本当はそんなに色々受けなくても良かったんですが、自分の今の英語力が各テストでどの位置にあるか把握することが英語勉強の道標になるだろうと思い受けました。

なぜ英語資格でのコース免除ではなく、ENGL 0101を受けたのか

前述の英語資格により、Undergraduate studentとしての入学前のEnglish Proficiency Requirementsは満たしていました。つまりENGL 0101のコースをスキップしてその次のステップに進むこともできました。

もともと「英検準1かIELTS6.0とれたらUoPeopleの入学を申し込もう」と思っていたのですが、これらの試験結果が出てから自問自答してみたところ、これからUoPeopleの学生として英作文などの課題を自分の満足行く形で提出できるのかということに自信がありませんでした。

英検やIELTSでもWritingはありますが、指定のWord数は少なめですし、大学で論文を書くときに求められる能力と完全に同じではないと思います。それらの試験のWritingは、試験の時間内で書くので主張に明確なエビデンスはなくてもいいわけですし、参考文献の引用も必要ありません。しかし大学で論文を書くときは、どう文献を引用するかや、どう先行研究と自分の研究でどうバランスをとって意見を主張するか、といったスキルが求められると思います。そういう論文独特のライティングスキルは持ってないなと思ったので、それを身につけたいと思いました。

アカデミックな文章の書き方をもっと学びたかったということ以外にも、おそらく大学のコースで学べば新しい知識も得られるだろうと思ったということ、また「いきなり次のステップに進むよりは『比較的簡単そうなコース』(※当時はこう思った)からはじめてUoPeopleのシステムに慣れたほうが次からのコースを余裕を持って受講できるのかな」とも思いました。

つまり始める前は、自分もそれなりに英語勉強してきたしENGL0101ならある程度高いグレードが取れて次への自信につながるんじゃないかなという奢りがあったわけです。

コースを受け終わった率直な感想

甘かったです。完全に舐めてました。もちろん自分の力不足もあるんですが、思ったより先生やクラスメイトからの評価が辛くて、1ターム(9週間)のうちに何回も落ち込みました。特に、ピアレビューの曖昧な評価軸が自分の他人に対する評価もブレさせていたので、いつも悩みながらレビューしていました。

Final Examの前にグレードが結構ギリギリだったので、「あ、終わったかも」と思っていましたが、Final Examは100点中68.33点で、最終グレードはB−(81.56/100)でなんとかコースをパスしました。

以下にそれぞれの課題の率直な感想を書いていこうと思います。先生への抗議話などもあるので愚痴のように聞こえてしまうかもしれませんが、基本的にはコースを楽しみました。この記事の主な狙いは後続の方々の助けになることなので、主にコースを受けて躓いた点にフォーカスしています。これからコースを受講する方々が私の葛藤などから何かを得ていただければ、この記事を書いた甲斐があります。

Reading Assignment&Discussion Forum

Reading Assignmentではまずライティングの方法や引用のやり方(APAという方式を指定されました)を学び、それを参考にして指定された小説やWeb記事を英語で読んで感想をDiscussion Forumにシェアします。

しかし、ライティングの方法に関するスライドは比較的短めで、説明が足りなく感じることもありました。英語ライティングに関する市販の書籍で補完するとよいのかもしれません。

おかゆさんのブログで紹介されていた「大学生のためのアカデミック英文ライティング」が良さそうな書籍でした。注文したので、これから読んで今後のコースに活かしたいと思います。

okauuu.hatenablog.com

また、もともと私は小説などを読まないほうの人間なこともあって、そもそもストーリーを追うのに苦労しました。

正直に言うと、入学資格である各種英語検定試験をクリアすること、あるいはそれとequivalentな英語力を持っていること、は十分条件ではなく必要条件だなと思いました。英検準1級やIELTS6.0でも課題の小説や記事を「スラスラ読む」からは程遠いと感じます。毎課題わからない単語が続出します。

私は基本的には最初に何も他に辞書など見ずに読んで、たいてい1回目は全然わからないので次辞書を引きながら読んで、もう一度感想を書きながら読んで、という進め方をしました。しかし、あまり余裕のなかった週は正直DeepLのお世話になりました。物語系だとDeepLがいい訳をくれないこともありますが、頼らずにいられない気持ちになった時もありました。

物語の内容が理解できたところで別の問題があります。読書の感想文を書くというのがおそらく高校生以来だったので、「感想なに書いたらいいかわからん」状態でした。感想文は、それが書かれた時代背景や著者のバックグラウンドを理解できると良いレビューが書けるかと思いますが、世界史にも小説にも文化背景にも弱いので通り一遍の浅いレビューしかかけませんでした。

しかし、内容浅めのレビューでもきちんとAPAスタイルやInstructionに則れば、そこまで低い点を付ける人は多くありませんでした。ピアレビューですが、Written Assignmentよりもおそらく多くの人が一人の課題に対して点をつけていて平均値が丁度いいところに収束していったからか、ここはものすごく評価がブレるという感じはなかったです。

ちなみに感想ではストーリーを自分自身が気に入ったかどうか書く必要があるのですが、作品を絶対に称賛しなければならないということもありません。私は共感できない作品が多かったので素直に「あまり共感できなかった」と書きました。だからといって著しく低い点だったわけではなかったです。

どちらかというと作品を高く評価している学生の方がポジティブな言い回しになるのでクラスメイトからの返信を多くもらっている印象はありましたが、思っていないことを書くよりは素直に書いたほうが書きやすいなと個人的には思いました。

課題図書はほとんどのユニットで複数から選べるので、もし時間に余裕があったら全部読んで書きやすいのを選べるといいですよね…。私はできませんでしたが、クラスメイトに「今週の課題にはすべて共感できなかった」と書いている人もいました。

Written Assignment

様々な形式で英語のライティングをしました。全部で5回ありました。自分の思っていることを書くのは英語日本語問わず好きなので、課題自体は楽しんで取り組めました。

ところが、こっちのピアレビューはしんどかった…。

UoPeopleでは「学費無料」を実現するために一部の課題はクラスメイト同士がお互いに評価することになっていますが、この基準が曖昧で個人差があり、毎回混乱してしまいました。

Written Assignmentのピアレビューには5つの項目とそれぞれに対するコメント、また全体に対してのコメントがありました。各項目はYesNoまたは5段階の星で評価されるのですが、その中に「このstudentの成果はoriginal workか?plagiarism(剽窃)したかどうか?」「文法は正しいかどうか?」などを5段階評価するという項目があります。ですので私も課題提出時には剽窃はないように、また文法のミスがないように気をつけました。

しかし最初のWritten AssignmentであるUnit1で私が受け取った評価は、original workかどうかの項目が5点満点中4点でした。何か問題があったのかな?と思いコメントを見たところ、それに対するコメントは全くありませんでした。通常なにか問題があれば各項目のコメントまたは総合コメントで補足するのが一般的だと思っていたのですが、「Good work」の一言。さらに、文法への評価も5点満点中4点、そしてこちらもどこが間違っているかの指摘もなし。総合評価は76/90点でした。

このような、ピアレビューにあまり積極的ではない学生がいるという話は聞いていましたが、実際にスコアを受け取ると驚きました。とくにoriginal workかどうかの項目については私は、他の学生のWritingがoriginal workだと思ったらどんなに文法が破綻していてもoriginal workかどうかの評価項目には★★★★★(満点)をつけていましたので、たとえ★1つといえど落としたのには納得がいきませんでした。

しかも普通はピアレビューは複数人によって行われるので極端に低い点数をつけてくるクラスメイトがいても最終評価はそこまで低くならないはずなのですが、このときは上記のクラスメイトひとりからしか評価がもらえず、76/90が最終評価となりました。

ネットで「UoPeopleではピアレビューに納得がいかなかった場合、先生に再度採点をお願いすることができる」との情報を得て、まさかUnit1からその技を使うことになることは思わなかったなと思いつつ先生にメールをしました。もともと何かに対して抗議をすることは得意ではないのですが、結構勇気を振り絞って聞きました。

しかし返信は、「あなたのAssignmentの点数はあなたのworkにふさわしいので、点数を上げるわけにはいきません。」とのこと…。 76点がふさわしい点数とのことでした。しかし私の疑問は解消されていないので、追加で「まったく剽窃をしていないのにoriginal workかどうかの項目が星4つなのは納得がいきません。まったく剽窃をしていなくても星4つなのだとしたら、星5つになるためには何をしたらいいのですか?」と聞いたところ…
「私はあなたの総合点数しか変えることができず、個別の項目の点数を変えることはできません。総合点数は今回のAssignmentにふさわしいです」

「何人かの学生は項目を正しく理解していません(ので、仕方ありません)。」

との返事。「諦めろ」と言われているようで、臆病な私はここですごすご引き下がってしまいました。

確かに私のライティングは76点がふさわしいのかもしれない。確かに文法ミスもあったのかもしれない、Instructions for submissionに従いきれていなかったのかもしれない。次は気をつけよう…

と思ってUnit2のWritten AssignmentはGrammarlyという文法チェックツールで文法の問題がないことを確認し、Instructions for submissionの理解漏れがないようにし、plagiarismがないかどうかはpaperraterというplagiarismをチェックできるサイトで確認してから送信しました。

それにも関わらずUnit2ピアレビューの結果は67/90点。このときも私のライティングを評価してくれたのは一人でした。その人の評価によると、Grammarlyで問題がなかったはずの文法評価も3/5で、original workかどうかの項目も3/5。それに関するコメントは何もなし。さすがに心が折れました。

しかし、Unit1で再評価依頼却下されたばかりだったことで、Unit2でもう一度先生に再評価依頼する気力がなく、納得行かないままこの点数は放置してしまいました。今思えばなんだかすごく臆病なふるまいをしてしまったような気がしています。次のコースからは、何度断られようと納得がいかなかったらちゃんと毎回言おうと思います。

その後、「事前に文法チェックツールで文法エラーを修正したことなどを明記しておくと評価の点数が上がりやすい」という記事を見て、ものは試しでやってみるかとUnit4のWritten Assignmentに「私のアサインメントを見てくれてありがとうございます。この文章は完全オリジナルで、Grammarlyで文法のミスをすべて修正しましたが、もしなにかあったら躊躇せず指摘してください」って文章を追加して送ったらあっさり90/90点をいただきました…。

単純に違う学生だったかもしれないんですが、正直「文法チェックしたことを明示することとか、そういう純粋な文章の内容じゃないところでこんなにも点数ブレるのか…ピアレビューしんどい…」という気持ちにはなりました。

しかしENGL 0101はUoPeopleの最初も最初のコースなので、こういったピアレビューにそこまで熱心ではない学生がいるのは致し方なかったのかもしれません。Forumを見ても、Instructionに沿っていない投稿をする学生は何人か見受けられました。

まあ正直自分も人のことをあまり言える立場でもありません。こちらからの評価方法に対して、誰かから「あなたはコースを通して評価に一貫性を保てていましたか?」と問われるとNoと言わざるを得ません。正直に告白すると、最初のUnit1はこちらからはできるだけ甘く採点をしたのに、Unit1とUnit2の結果をもらってしんどい気持ちになってしまったので、その後はかなり厳しめに見るようになってしまいました。ただ私はどうしてその採点基準にしたのかのコメントはできる限り書くようにしていましたので、せめてクラスメイトからも評価基準のコメントがもっと欲しかったですね…。

今後コースをいくつか進めるにつれて、全体の評価のブレが少なくなったらいいなと期待しています。

あと、これは単なる愚痴なんですが、お互い匿名のため、私のアサインメントへのコメントにけっこう何回か「He」という代名詞を使われたのも悲しかった。Heじゃないんだよなあ。私は最初代名詞を毎回「He/She」のように表記していたんですが、heもsheもしっくりこない人がいたらどうしようと思ってからは「The student」「You」で統一しました。

Learning Journal

講師がライティングなどの成果物を見てくれる課題です。ピアレビューほどの評価のブレへの不安はなく、基本的には10点満点中8点以上いただけました。

しかし一度だけ低い点をもらってしまいました。

Unit6で「オリジナルの文章にthree peer-reviewed sourcesを追加しなさい」といった課題があったのですが、私は外部文献により自分の主張を確かなものにしたかったことと、少しでも自分の独自の意見ではないと思ったものにはすべて引用が必要なのではないかと思ったことから、引用を8つも追加してしまいました。そもそも題材が良くなかったのかもしれませんが、外部文献を3つにうまく絞れなかったんですよね。全てについて深堀りしたわけではなく、ちょっと触れただけの話も自分のアイディアではなければ資料を探して外部引用したという感じです。

その時の課題で先生からもらった評価は3/10点。コメントには、「You have not included ONLY 3 sources」とのこと。ReferencesもAPAスタイルに準拠できていなかったようでした。

ちょっとこの点数を見たときには、さすがにショックで固まってしまいました。なんなら少し泣きました。ちょうどその週はあまり体調が良くなく、頭痛と戦いながらLearning Journalを終わらせた週だったので…。

しかしその後冷静になり、APAスタイルの間違いはさておき、Instructionに「three peer-reviewed sources」とはあるものの「3つより多くてはいけない」とは書かれていなかったため、「なぜexactly threeでなければいけないのか」の理由がはっきりしなかったので先生にメールで質問しました。

いわく、「3つより多くの引用を含むとオリジナリティが失われてしまいます」とのこと。なるほど確かにそうかもしれません。しかし、確かこのLJのInstructionには明示的にそのことは書いていなかったんですよね。冷静に考えれば「8つは多すぎる」と思われるかもしれませんが、当時は「書いてないのに、なんで?」と思いました。「引用はSprinklesであるべき」、という話がこの次のUnit7のReading Assignmentで出てくるんですが、Unit6の時点では私はわかっていませんでした。

正直、Discussion ForumなどでもInstructionに「他の人への返信は3-4 sentences」書くように求められるところ、それより多めの文章を書く学生を見かけましたが、とくになにかそれについて先生から指示されているのは見かけませんでしたから、Instructionにある数字はあくまで目安あるいは最小基準なのかと勝手に誤解していました。

しかし、Instructionに数字があったら(とくにWritten AssignmentやLearning Journalでは)at leastではなくexactlyと認識したほうが間違いなさそうです。おそらく先生側も学生からの多種多様なAssignmentを受け取る中で、「Instructionに従っているか?」というところは判断しやすい評価基準であり、そこに忠実に沿っていないものは点数が下げられやすいのではないかと思います。

Self Quiz&Graded Quiz

Final Examの次に大事なのがGraded Quizです。Graded Quizのスコアは最終グレードに高く影響します。

Graded Quizの内容はSelf Quizというグレードに影響しないクイズで予習することができるのですが、私はそれを知らずいきなりGraded Quizを受けてしまいました。というのも、Graded Quizはコースの途中のUnitで受験期限が来るのに対し、Self Quizはコース終了直前までのどのタイミングでも何回でも復習のために受けることができるので、「今受けなくていいなら後でやればいいか〜」とprocrastinator精神が出てSelf Quizを受けないままGraded Quizを受けて普通に何問か落としてしまいました。

それで、Final Examの直前に溜め込んでいたSelf Quizをやってみたら「Graded Quizで見たことある問題だ…」となりました。これが最終グレードに影響しているので、ちゃんと真面目にやっておけばもうすこしグレード高かっただろうに…と結構悔やんでいます。みんなSelf Quizはちゃんと受けましょう…!

Final Exam

Final Examはいくつかの先人のブログでも言及されている通り、コースの内容と関係がないということで対策がしづらかったのが不安でした。文法や会話系のリーディングでの選択問題と穴埋め問題が半分、リスニング問題半分でした。簡単という話も聞いたのですが私には正直あまり簡単とは思えませんでした。

試験後にグレードを見たところ、結果は68.33/100となっていました。この点数帯だとどこが間違えたかどこが合っていたか、あまり見当がつきません。復習したかったのですが、答えはもちろん教えてもらえないですし、Exam中はPCをリモート監視されているので、スクリーンショットを取ることももちろんできませんでした(コマンド自体が禁止されていました)。

TOEICの正答率とFinal Examの正答率が同じぐらいになるのではないか?という意見を見たのですが、私は正直それには同意できませんでした。問題のタイプが同じではなかったので、人によって得意不得意がバラけそうです。私はFinal Examのほうが難しいと思いました。

私がそう思った理由は、まず、Final Examは一問ごとに解いて次に進むと前の問題に戻れなくなってしまうので、通常のテストなら見直しで気づくようなケアレスミスがあったかどうかを確認できませんでした。そしてリーディングの穴埋め問題は少しでもスペルや文法をミスしていればおそらく不正解だったと思うので、単純に選択問題だけのTOEICより正答率が下がったのではないかと思います。リスニングは2回聞けたのは良かったですが、TOEICよりもFinal Examのほうがわからない単語が多かった印象です。

リーディングはコースを通して文法力語彙力がついてコース開始前より正答できるようになったのかもしれませんが、リスニングはCourse workの中ではOptional Conversation Quizというものしかありません。Optionalとある通りグレードに関係のないクイズです。しかもこの問題群がFinal Examのリスニングとはちょっと毛色が違ったうえに量も少なかったので、これをやっただけではあまり対策になったとは思えませんでした。

Final Examのリスニング対策としては、コース外で英語圏のYouTuberやPodcastを聞いたり、あるいはもうちょっと試験問題っぽいもので対策したい場合は英検準1・IELTS・Cambridge English Exam(FCEなど)のリスニング問題を解くのもいいかもしれません。私は経験がないのですがTOEFLでもいいのかもしれません。私が人にアドバイスできるようなスコアだったのかどうかということはさておき、私は英検やIELTSの対策をしていたことが間接的に助けになっていたような気がしています。

まとめ

ネットでENGL 0101のコースの諸先輩方の感想ブログを見ていたのですが、みなさんグレードが高く各課題も順当にこなしている方が多いような気がしていた(個人の感想です)ので、「ここがつらかったという意見もシェアすることに意味があるのでは」と考えて私の意見をシェアしました。

実はTerm4を始めたときに、コースを終わらせられない可能性もあるなと思っていて、コースを始めたことをネット上にオープンにできずにいました。(最初に自信がある、と書いたような気がしますが、自信もあり不安もあるような気持ちでした)

また、正直思ったよりも最初のコースのハードルが高く感じたので、これからどうなるかわかりません。今後私がUoPeopleの記事を書かなくなってしまったらドロップアウトしたと悟られるのではないか、そう思ったら、この記事を公開するのにもためらいが生じました。

しかし、せっかく大学なのに同級生と交流せずにもくもく課題をやっているのは流石に寂しくなってきたので、もういいか失敗しても〜〜〜と思いながら経験をシェアすることにしました。

コースワーク中、オフラインで長い付き合いのある友人にはUoPeopleを始めたことを話していたのですが、ある時(ちょうど先生からLJで3点をもらった頃)「クラスメイトからも先生からも評価めちゃ低くて落ち込むんだけど」と相談したところ、「最終的に卒業できればグレードなんてどうでもいいじゃん、気にする人いないよ」と言われ、なんだか納得感があり妙に肩の力が抜けて気楽になりました。

それから、仮に途中までしかできなかったとしても、自分がそこで得た知識や出した成果は自分の血肉となるだろう、無駄にはならないだろう、と思うので、できるところまでやってみたいと思います。

この記事が誰かの何かの参考になれば幸いです。